弁護士インタビュー
Q:先生は交通事故に関してかなり幅広く相談を受け付けている印象ですが、所属されている法律事務所も大手損害保険会社の顧問をしているとのことで、個人的にも交通事故にはかなり注力されていらっしゃるのでしょうか。
そうですね。私も親族を交通事故で亡くした経験があり被害者側の辛さを身をもって経験しているので、特に交通事故事件には注力しています。
本ホームページ開設のきっかけにもなっていますが、交通事故は、たとえ自分に非が無い場合であっても突然発生するものです。
加害者にとって交通事故は一瞬の不注意が招くことかもしれませんが、被害者にとっては交通事故の発生により怪我の治療や勤務先への対応など日常生活が一変し、場合によっては一生付き合うことになる後遺障害を負う可能性すらあります。そのため、交通事故に遭われた方の中には、目の前が真っ暗になる方も多いかと思います。
そのような状況であるにもかかわらず、被害者の方が、保険会社から時には不誠実な対応をなされ、弁護士から見れば不当な金額で示談を迫られている現実を見過ごすことは出来ません。
弁護士にご依頼をされても交通事故をなかったことにすることは出来ませんが、保険会社との対応を代行し、かつ適正な賠償金額を獲得することによって少しでも被害者の方が前向きな人生を歩めるように尽力できればとの思いで日々業務にあたっています。
Q:先生の時間が取れる場合、電話での相談にも対応しているとのことですが、他の法律事務所ではそれほど見かけないように思います。電話相談に対応されている理由があればお教えください。また、電話相談はどのような方に利用してほしいとお考えですか。
この業界に長くいると弁護士もありふれた職業に感じてしまいますが、まだまだ一般の方にとって弁護士は身近な存在ではないため、法律事務所まで出向くことに躊躇される方も多いかと思います。
また、法律事務所へ来所されることに心理的な抵抗が無い方であっても、お仕事やお怪我の影響で現実的に足を運ぶことが困難な方も多くいらっしゃるかと思われます。
私としては、そのような理由で弁護士からの助言が受けられず一人で悩まれている方を少しでも減らしたいと考えていますので、電話相談サービスを実施することにいたしました。
そのため、法律事務所に出向くことに抵抗のある方やご足労頂くことが困難な方は、お気軽に電話相談をご利用いただければと思います。
Q:整形外科の顧問医と連携して、適切な後遺障害認定を受けることも可能とのことですが、ご相談者の方からのニーズは高いことなのでしょうか。
後遺障害認定は賠償額の算定にあたり非常に重要な要素ですが、意外と弁護士が医師と連携をとって認定のサポートをする法律事務所はまだまだ少ないと思います。
適切な後遺障害認定を受けるためには、医学的側面と法律的側面といずれも兼ね備えている必要がありますが、必ずしも主治医の方と被害者の方の関係が良好でない場合などもあり得ます。
そのような場合に、整形外科の顧問医との連携サービスをご利用される方が多いです。
もっとも、残念ながら弁護士への報酬は発生しませんが、医師への報酬が別途発生してしまうことや時間がそれなりに要することから、実際には後遺障害認定の際よりも異議申立の際にご利用される方が多いと思います。
Q:最後に先生のホームページを見て、相談しようと考えられている方にメッセージをお願いします。
まずは、交通事故により被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
よくご相談にいらした方から、「弁護士って堅苦しいイメージだったけど、もっと早く相談に来ればよかった。」「今後の見通しが立って少し希望が見えた。」「話を聞いてもらうだけでも少し負担が軽くなった。」との声を頂くことが多いです。
このページをご覧の方の中には、弁護士に相談すべきかどうか迷われている方もいらっしゃると思いますが、どうか決して一人で悩まないでください。
私でよろしければ少しでも皆様のお役に立てればと思いますので、まずはお気軽にご相談くださいますようお願い申し上げます。
インタビュー:法律相談お探しネット(https://www.houritsu-navi.com/)