植物状態となってしまった被害者のご両親からご相談を受け、成年後見申立を代行した事例
男性・20代・会社員
最終示談金額 | ― |
---|---|
後遺障害等級 | 1級 |
傷病名 | 遷延性意識障害 |
解決方法 | ― |
事故の状況、問題点など
Sさんは、勤務中に同僚の運転する車に追突されて遷延性意識障害(植物状態)となってしまいました。現在、治療費は労災保険において支払われていますが、今後相手方と交渉するためには成年後見人を選任する必要があるとの説明を受けました。
ご依頼内容
Sさんのご両親は、今後の示談交渉のために弁護士に依頼することを予定しておりましたが、それに先立ち成年後見人を選任する必要があるとの説明を受けました。しかしながら、成年後見人の選任方法や誰が成年後見人になるのか不安であったため、弁護士に成年後見申立の手続きや今後の見通しについて助言を受けるべく当職にご相談されました。
弁護士の対応と結果
当職において、成年後見申立に必要な書類の取得及び作成を行い裁判所に提出いたしました。また、ご両親のご意向を踏まえて、成年後見人には見ず知らずの第三者ではなくご両親自身が就任できるように手配した結果、無事にご両親をSさんの成年後見人に選任することができました。
現在、Sさんは未だ意識が回復できていませんが、今後Sさんの成年後見人であるご両親から当職がご依頼を受けて相手方と示談交渉を行うことを予定しています。