受任から1カ月で約3倍の賠償額を獲得できた事例
男性・10代・学生
最終示談金額 | 3500万1532円 |
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後遺障害等級 | 9級 |
傷病名 | 右手拇指切断 |
解決方法 | 示談交渉 |
事故の状況、問題点など
Mさんは、バイクを運転中、トラックと衝突した結果、右手拇指切断という重傷を負いました。Mさんは、後遺障害等級9級の認定を受けましたが、相手方保険会社は後遺障害逸失利益は10年間に制限されると主張し、1100万円程度の賠償額を提示しました。
ご依頼内容
Mさんは、利き手の親指を失ったにもかかわらず10年間しか逸失利益が認められないのはおかしいのではないかと疑問に思い、弁護士に相談することを決めました。また、このような提案を行う保険会社であるため、他の慰謝料額なども適切に算出されていない可能性があると不安になり、当職に示談交渉を依頼されました。
弁護士の対応と結果
いわゆるむち打ち症の場合に、後遺障害逸失利益が5年間程度の制限されることはあるものの右手拇指切断の事例においてこのような期間制限を設けることは当職の経験上あり得なかったため、相手方保険会社に対してその根拠を求めました。
そうしたところ、相手方保険会社の言い分は全く法的根拠のない独自の主張であることが明らかとなりましたので、当職においてその見解の不当性を説明し、また他の費目についても裁判基準に引き直すように強く主張しました。
その結果、当初の提案から約3倍以上の賠償額を受任から僅か1ヶ月で勝ち取ることができました。